仕事が忙しい時やことが上手く運ばない時、どうしてもイライラしてしまうことがある。そんな時、怒鳴ったり貧乏ゆすりをするなど、周りの不快を煽る動作をする人がいる。そんな人の周りの空気はピリピリしていることが多く、あまり近付きたくないものだ。下手に近付けば、どんなとばっちりを受けるか分からないためである。触らぬ神にたたりなしといわんばかりに、その周りには人のいない空間ができてしまう。
一方でどんなに忙しくても笑顔を絶やさず、その忙しささえもユーモアに変えて笑い飛ばしてしまうような女性がいる。憧れの人というテーマで話をする時、必ずそんな人が話題に上がる。柔らかい空気に周りの人も緊張が解け、リラックスして仕事に臨めるため、効率良く作業を進めることができるようになる。築き上げられた自信と他人への気遣い、何より自分が今を楽しもうとする姿勢がその女性の余裕に表れているのだろう。
しかし、年齢を重ねればみんなそうなれるとは限らない。歳を重ねた人にも、周りを威嚇するような物の言い方しかできない人もいる。逆に20歳そこそこの若さであっても、人の心の負担を軽くするような笑顔と声掛けができる人もいるだろう。人から憧れられる人物とは、決して強い力で人を押さえつけて自分の力を誇示しない。もちろん社会的立場やファッション、ルックスの美しさも重要な要素だが、それ以上にその場の空気を調和させる力を持った人が憧れの人となりやすいのだ。